タイガース ICOCA

場所:阪神電車 本線 甲子園駅

手段:自動券売機にて購入

阪神電車が2019年3月1日からICOCAおよびICOCA定期券を発売開始するのを記念したICOCAです。2019年3月1日~3日に先行発売、2019年3月4日から一般発売されました。デザインは2種あり、球団旗デザインが50,000枚、トラッキーデザインが30,000枚の計80,000枚限定です。裏面を見ると、やはり記念ICOCA扱いとなっています。


いやー、球団旗デザインはカッコいいですね。灰色と黄色の横縞に虎マークが映える。1936年(1935年?)から80年以上変わらず使われ続ける虎マークは普遍的なカッコよさがあります。ちなみに、この虎マークは阪神電鉄の社内デザイナーであった早川源一氏の手によるものです。


阪急電車も同日にICOCAを導入しましたが、阪急は記念ICOCAの発売はなし。通常ICOCAと同じデザインで、色を阪急マルーンに変えたICOCAを作ってくれませんかね。かなりカッコいいと思うんだけどなあ。

関西の大手私鉄たる阪神電車がICOCAを販売するとあって、東京駅での記念Suica発売時の混乱ぶりの二の舞になることが危惧されていました。案の定、発売初日は最大7時間待ちという人気ぶりでしたが、そこは普段から甲子園球場の観客を捌きまくる甲子園駅。行列客の捌き方が素晴らしく手際よい!


この写真の奥に見えるのが甲子園駅の駅舎。甲子園駅と甲子園球場の間には、この写真のような広場があり、行列を折りたたむように三角コーンとポールが配置されています。ちなみに、タイガースグッズショップの前を通るように行列を誘導しているあたりはちゃっかりしています。

普段は臨時切符売り場として使用される自動券売機でタイガースICOCAは発売されていました。それぞれの自動券売機で、どのデザインのICOCAを購入できるのかが決まっています。まず、この建物の手前に駅員の方が待機されていて、何を何枚買うのかを尋ねられます。駅員に希望を伝えると、どの自動券売機に並べばよいのか指示されるので、自動券売機の列に並びます。自動券売機の横にはまた駅員の方が待機されていて、ほしいデザインを再確認されます。間違いなければ自分で自動券売機に2000円を入れると、後は駅員の方が操作してくれるので、自動券売機から出てきたICOCAを受け取って終了です。球団旗とトラッキーと1枚ずつほしければ、自動券売機には2回並ぶことになります。そんな手際の良さで、あっという間に行列が捌けていくという仕組みです。

甲子園駅の構内に貼られていたタイガースICOCAのポスターです。阪神梅田駅のプラットホーム上にも同じポスターがありましたね。なお、タイガースICOCAは発売から1週間後に3月8日に限定80,000枚を完売。それより早い3月5日の時点で追加発売することが発表されました。ただし、現時点で追加発売の詳細は未定。

おまけ。WAONと阪神タイガースとコラボした阪神タイガースWAON。発売日は2018年4月26日で、販売目標数は50,000枚。関西エリアのイオン系列店舗のサービスカウンターで発売しています。一部関東の店舗でも発売しているようです。甲子園そばにあるイオンスタイル甲子園店では、大量に陳列されているようです。タイガースICOCAと似たデザインなのに、こちらはかなり余裕があるっぽいのは、やはりICOCAとの知名度の差なのでしょうか。

余談。甲子園駅に隣接する商業施設「Corowa甲子園」の1Fにある吉野家の外観。世界2000店舗目の吉野家なんだそうですが、ものすごく猛虎魂を感じます。オリジナルカラーのままだと、阪神が巨人にぼろ負けした日には襲撃されそうだしねえ。

あおいとICカードを巡る旅

鉄道むすめと交通系ICカードを巡る旅の記録。

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