和歌山市駅→和歌山駅 乗り換え

水間観音駅から伊太祈曽駅へ向かうルートは2つあります。1つは南海電車で貝塚駅から関西空港駅へ戻り、そこでJRに乗り換えてJR和歌山駅を目指すルート。もう1つは南海電車で貝塚駅から南海和歌山市駅まで行き、南海和歌山市駅からJR和歌山駅へ向かうルート。今回は後者のルートを選択しましたが、これがまた複雑なのです。


問題となる和歌山市駅から和歌山駅まではJR紀勢本線で接続されています。和歌山市の両ターミナル駅を結ぶ本線というぐらいなので、さぞ立派な路線と思っていたのですが、時刻表を調べると1時間に1本しか運行していない!


JR紀勢本線とは、三重県の亀山駅から新宮駅・和歌山駅を通って和歌山市駅へ至る路線ですが、和歌山駅-和歌山市駅間は折り返し運転を行っており、実質的に支線扱いとなっているようです。

それでは南海和歌山市駅からスタートです。南海和歌山市駅とJR和歌山市駅は共用駅であり、改札内のホーム上で南海電車からJRへの乗り換えができます。

というワケで、JR紀勢本線のホームの入口には中間改札が設置されています。しかし、ここで大問題となるのはJR紀勢本線がICカードに対応していないこと。このまま乗り換え、JR和歌山駅でICカードでの退場ができないということです。


ここで行うべきことを記します。最初に、右に見える「ICカード出場」と書かれた簡易リーダにタッチして、南海電車の退場処理を行います。次に、左に見えるJR自動券売機で、和歌山駅までの紙の切符を購入します。

自動券売機から見て左側の柱に料金表があるので、和歌山駅までの運賃を確認します。190円ですね。紙の切符を買えば、後は自動改札機に紙の切符を投入して先へ進むだけです。キンコーン♪と鳴って自動改札機が閉まります。なんで???


この自動改札機は南海電車とJRの連絡切符を持っている人が使うようです。今回のようにICカードで退場して、紙の切符を買った場合は自動改札機を通す必要がありません。じゃあどうするの?と迷いますが、よく見ると自動改札機の左側に自由に通れる場所があります。ここを通って、停車しているJRの電車に乗り込めばOKです。

電車は7分でJR和歌山駅に到着します。国鉄105系がまだ現役で走っていますよ!もちろん天井からぶら下がっているのは扇風機。車体の阪和線スカイブルーが鮮やかでカッコよいですね。


今日は和歌山駅周辺で宿泊するのでJR和歌山駅で下車します。先ほど購入した紙の切符をJR和歌山駅の自動改札機へ投入すれば、無事に退場できます。

あおいとICカードを巡る旅

鉄道むすめと交通系ICカードを巡る旅の記録。

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