でんでん nimoca

場所:SAKURA MACHI Kumamoto2階 サクラマチスクウェア 産交バスサービスセンター

手段:窓口担当者より購入

熊本市交通局が発行するICカードで、磁気式プリペイドカードであるTO熊カードの後継として、2014年3月28日にサービス開始。中身はnimocaなので、交通系ICカード全国相互利用サービスに対応。事業者コードは「NR」となっています。


名前の由来は「いつでん(いつでも)、どこでん(どこでも)、市でん(電)に乗って出かけよう」という熊本弁から。また、券面デザインは、芝生軌道を走行する熊本市電の超低床電車と、A系統の赤色ライン、B系統の青色ラインをデザインしたものなんだそうです。


かつて熊本の6社局は「TO熊カード」という磁気式プリペイドカードで足並みを揃えていましたが、ICカード導入時に対応が分裂。独自サービスにこだわった5社に対し、熊本市交通局は九州新幹線の開通により関西圏から観光客がやってくることを想定し、全国相互利用サービスへの対応を重視。公募に応じたのがnimocaだけだったので、そのままnimocaの導入を決めたという経緯があります。


ICカード導入時に分裂するのはよく聞く話ですが、熊本エリアはその後の対応が珍しい。独自ICカードを導入した社局が、全国相互利用サービスに対応したICカードの片利用を導入して解決を図るのが通例ですが。nimocaを導入した熊本市交通局が独自ICカードである「くまモンのIC CARD」の片利用を導入するという逆の解決策を採ったという。逆の片利用は全国でも熊本だけじゃないでしょうか。

「でんでんnimoca」は熊本市交通局の窓口や市電車内で購入できますが、桜町バスターミナルでの購入がオススメです。忙しい車内は避けたいし、交通局は土日休みだし。桜町バスターミナルだと「くまモンのIC CARD」と同じ窓口で同時に購入できるので手間も省けます。本当にバス案内所で「でんでんnimoca」を買えるのか?と不安になりますが、熊本市交通局から産交バスへ販売を委託しているそうです。


SAKURA MACHI Kumamotoの1階正面入口から入ってすぐのエスカレータで2階へ上がります。そのまま少し奥へ進むと「サクラマチスクウェア」というバス案内所があります。そこの3番または4番の窓口担当者の方に「でんでんnimocaをください」と声をかければ発行してもらえます。私は「でんでんnimocaとくまモンのIC CARDを1枚ずつください」と声をかけたところ、ちゃんと両方ともその場で同時に発行してもらえました。なお、1/2番窓口ではICカードを発行してもらえません。また3/4番窓口は土日の営業時間が17:00までなので注意が必要です。


あおいとICカードを巡る旅

鉄道むすめと交通系ICカードを巡る旅の記録。

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