くまモンのIC CARD 1代目

場所:阿蘇くまもと空港 国内線ターミナル 1F

手段:自動券売機にて購入

熊本県にバス鉄道事業者5社が発行するハウスICカード。磁気式プリペイドカードであるTO熊カードの後継として、2015年4月1日からサービス開始。交通系ICカード全国相互利用サービスには対応していません。事業者コードは「KM」となっています。


実は「くまモンのIC CARD」というのは愛称で、正式名称は「熊本地域振興ICカード」といいます。TO熊カード時代は熊本の6社局の足並みが揃っていましたが、ICカード導入時に対応が分裂。熊本市交通局がnimocaを導入したのに対し、九州産交バス、産交バス、熊本電気鉄道、熊本バス、熊本都市バスの5社は独自カードを新規導入しました。地域振興カードの名の通り、このICカードを電子マネーとして使える商業施設も多く、この5社が独自サービスに力を入れるためにも、西鉄にインフラを握られるのを嫌ったのだと推測します。nimoca導入を巡る長崎の事情と通じるところがあるようです。

「くまモンのIC CARD」をもっとも手軽に入手できるのは熊本空港です。国内線ターミナルの1Fに一目見てわかる自動券売機があるので、飛行機を降りてすぐに購入できます。さて、地域独自カードはいかにして中身を使い切るか?がいつも問題となるのですが、前述の通り5社は電子マネーの展開に力を入れているので、使う場所には困りません。空港3Fに4ヶ所あるレストランのうち2ヶ所でも使えます。桜町バスターミナル内でも使える場所はたくさんあります。いちばん楽チンなのは、空港リムジンバスの支払い。熊本空港と桜町バスターミナル間の運賃が1460円とちょうど良い具合なのですよ。熊本空港と熊本駅の間だと1600円になるのでアウトです。


「くまモンのIC CARD」の公式サイトがよくできており、使える場所を一覧表示してくれます。ジャンルごとや商業施設ごとの表示、加えて地図上での表示は県外からの来訪者にとって大変便利です。余談ですが「IC CARD」の間に半角スペースを含むのか含まないのかは、表記ゆれが激しくはっきりとわかりません。裏面を見る限り、含まないのが正式のようですが……。

あおいとICカードを巡る旅

鉄道むすめと交通系ICカードを巡る旅の記録。

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