場所:阪急電車 梅田駅 / 阪神電車 梅田駅
手段:自動券売機にて購入
阪急電車・阪神電車・能勢電鉄・北大阪急行が発行するプリペイド式磁気カード。サービス開始は2017年4月1日。2017年3月31日で発売終了した「スルッとKANSAI対応磁気カード」の後継となる磁気カードです。
なお、茶色のカードが阪急・能勢・北急版で、青色のカードが阪神版です。阪急版の裏面を見ると、梅田の田の字をわざわざ「口に×」にしているのは芸が細かいです。
時を遡ること、PiTaPa導入から数年たった2016年頃、スルKAN協議会もいよいよ磁気カード廃止という話が持ち上がります。協議会はプリペイド式のICカードを新規導入する、というのがもっぱらの予測でした。
しかし、加盟各社局が一斉にICOCAを並行導入するという反乱が勃発。スルKANの盟主たる阪急の挙動が注目を集める中、阪急が新規導入を決めたのが、このレールウェイカードというワケです。今さら磁気カード?と、誰もが絶句。
各社局の造反を招いた原因は、やはりJR西日本の新快速の存在だと思います。その話はまたの機会に譲るとして、導入4社の路線でしか使えず、JR以外ならどこでも使えるというスルKANの利便性を失ったレールウェイカードの末路は素人目にも明白でした。
2018年3月、阪急・阪神・能勢・北急の4社はレールウェイカードの販売を2019年春に終了することを発表。レールウェイカードはわずか2年で幕を閉じることとなりました。まさかこんな短命で終わるとは、これもすべてPiTaPaで蔑ろにされた「スルットちゃん」の魔女の呪いなのでしょうか。
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